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今回は、「被災してアヤシイ業者からお金を借りてしまった」というケースについて、どうすれば良いのか解決方法などを解説していきます。
近年、大規模な災害が相次いでいます。今年(2019年)も、台風15号、台風19号と大型の災害が相次ぎ、現在も懸命な復興作業が続いています。
こうした大きな災害の後、被災地では「ヤミ金の被害が急増する」と言われています。過去の災害でもそうした事例が確認されており、3.11大震災の際には、政府から公式に「ヤミ金にご注意ください」と注意喚起が発せられたほどです。
出典:政府からのお知らせ-首相官邸 平成23年(2011年)11月9日(水)発行
上記は3.11大震災の際の事例ですが、近年の災害でも、同様のヤミ金被害が拡大している恐れもあります。
そこで今回は、「被災してヤミ金からお金を借りてしまった」という場合について、解決方法を解説していきます。
被災して生活が苦しく、アヤシイ相手から借金してしまった…正体はヤミ金の可能性アリ
「生活費が足りないんじゃないですか?」
こんな風に優しく声を掛けられ、ついお金を借りてしまったものの、相手はヤミ金だった…。東日本大震災の後、こんな事件が実際にいくつも発生しています。
「わたしは大丈夫」
「自分は闇金になんて騙されない」
…と思い込んでしまうのは禁物です。
ヤミ金業者は、正体を隠して被害者に近づく
ヤミ金業者は、たくみに正体を隠して被害者に接近します。
- 「被災者向け特別融資」「災害復興ローン」など、復興支援活動のフリをする
- 「復興支援センター」「復興特別融資相談センター」など、公的機関の窓口のような名前を名乗る
- 「災害ボランティアとして個人で融資を行っている」など、善意の個人を装う
- TwitterなどSNSやネットで、「被災してお困りの方、相談に乗ります #個人融資 #即日」など呼びかける(SNSヤミ金)
- LINEなどで連絡を取り、違法な貸付を行う(LINE闇金)
このように、「ヤミ金」だとバレないように、あの手この手で正体を隠して、融資の話を持ち掛けます。
また逆に、あえて「ソフト闇金」と名乗り、
「うちは闇金だけど、金利がソフトだから大丈夫だよ」
等と主張して、違法な貸付や取り立てを行う悪質業者もあります。もちろん、「ソフトだから大丈夫」といったことは、何一つとしてありません。
このように、ヤミ金はさまざまな手口を使って、お金に困っている被災者に近づきます。
「わたしが借りた相手は、ヤミ金じゃないから大丈夫」
という人も、本当に信頼できる相手か、いま一度、確認を行いましょう。
「もしかしたら、借りた相手の正体はヤミ金かもしれない」と、少しでも不安があれば、次の記事も合わせてご覧ください。
「ヤミ金から借りてしまったかもしれない」という場合の解決方法と、ヤミ金解決に強い弁護士・司法書士の無料相談窓口をご案内しています。
もしも相手がヤミ金だった場合どうなるのか
もしも借りた相手がヤミ金だった場合、今後どうなってしまうのでしょうか?実際に過去にあった、「被災者狙い」のヤミ金事犯の事例からご紹介します。
「被災地でも生きているかぎり取り立てる」実際にあったヤミ金事件
2011年、東日本大震災の際にも、被災地でヤミ金が横行しました。その際の事例として、こんな取立て被害が報告されています。
「生活費が足りないんじゃないですか」
業者は優しく語りかけた。
(…中略…)
ヤミ金業者が態度を一変させたのは1週間後のことだ。7万5000円を借りたのに、合わせると3万円の利息を要求された。
「被災地でも生きているかぎり取り立てる。返さないなら殺す」
最初は「生活に困っていませんか?」と優しく話しかけてきた相手だったそうです。あっという間に手のひらを返し、「返さないなら殺す」。
これが闇金融のやり方です。
また、こんな事例も報告されています。
震災で失業した20代男性は「カネに困っていないか」と電話で融資を持ちかけられ2万円を借金。その後「10日ごとに1万5000円を返せ」と迫られた。
出典:東日本大震災:被災地、ヤミ金横行 義援金目当て「励ますだけで利息入る」-いちょうの会 大阪クレジット・サラ金被害者の会
2万円の元本に対して、10日ごとに1万5000円の返済を求める…。とてつもない暴利です。
一方で、わざと優しく接し続けて恩を着せ、高額な利息を延々と取り続ける手口もあります。
先ほどの「いちょうの会」の資料には、
- 義援金などを目当てにした業者もある
- あるヤミ金業者は、「『大変だな。頑張ろう』と優しい言葉をかけるだけで暴力を使わなくても利息が入ってくる」と証言
といった事例も記載されています。
ほかにも様々な手口で取り立て・嫌がらせが行われます
ご紹介したほかにも、ヤミ金業者は、さまざまな手口で、取り立てや嫌がらせを行います。
家族や友人、職場の同僚などに対する嫌がらせ
本人だけでなく、家族や友人、職場といった周囲の人間関係も、ヤミ金の嫌がらせのターゲットとなります。「子どもの通う学校に訪問する」と脅された事例もあります。
SNSやLINEで個人情報をばら撒く
とくに近年、被害が深刻化している「SNS闇金」「LINE闇金」や、個人間融資(個人を装ったヤミ金)に多い手口です。
SNSのアカウント、フォロー・フォロワーなどの情報を把握されてしまい、芋づる式に被害が拡大する恐れもあります。
被害者が女性の場合、性的関係を強要する(ひととき融資など)
被害者が女性の場合、「返済を待ってやるかわりに」等と言って、性的関係を強要されるケースもあります。また、融資の条件として性的関係を求める「ヒトトキ融資」などの被害もあります。
これらの要求に応じたところで、返済が免除されたり、取り立てがストップすることはありません。
他のヤミ金に情報を渡して、さらにカモにする
複数のヤミ金業者が、系列など裏でつながっていることも多々あります。こうした悪質業者同士で被害者の情報を共有し、次々とカモにしていきます。
このほかにもまだまだ、数多くの手口があります。
ヤミ金から借りてしまった場合、一刻も早く解決する必要があります。
このまま何もせず放置すれば、延々と利息でしぼり取られ続けるか、暴力的な取り立て被害に遭うかの二つしかありません。
被害が深刻になり、家族や周囲の人間関係にも及ぶ前に、対策を取る必要があります。
次の記事で、より詳しい解決策と、ヤミ金解決に強い弁護士・司法書士の無料相談窓口をご案内しています。
すでにヤミ金の被害に遭っている方や、被害に遭いそうだと心配な方は、すぐにこちらをご覧ください。
被災してヤミ金から借りてしまった場合の対処方法
それでは次に、被災してヤミ金から借りてしまった場合の対処方法を解説していきます。
結論としては、これまで解説してきた通り、今すぐやるべきことは「ヤミ金解決に強い弁護士・司法書士への相談」することです!
「なぜ相談先が弁護士や司法書士なのか」
「弁護士や司法書士に頼むと、どんな解決が期待できるのか」
といったことを、簡単に解説していきます。
ヤミ金から借りてしまった時、弁護士や司法書士に相談すべき理由
「ヤミ金の被害に遭ったら、相談先は消費者センターや警察じゃないの?」
といった疑問をお持ちの方もいるかと思います。
ですが、「最短即日で被害を食い止め、ヤミ金の嫌がらせをストップできる」のは、ヤミ金解決に強い弁護士・司法書士なのです。
ヤミ金被害を警察に相談した場合
警察には“民事不介入の原則”があります。そのため、証拠(疎明資料)がなければ、ヤミ金の摘発や逮捕に動けません。
証拠(疎明資料)には、法的な裏付けも重要になります。そのため、弁護士・司法書士といった法律専門家のサポートを受けることが大切となります。
消費者センターや国民生活センターに相談した場合
消費者センターや国民生活センターは、「消費者トラブルに遭った方を、解決の専門家につなげる」機関です。
ヤミ金トラブルの場合、解決の専門家は弁護士・司法書士となります。つまり、国民生活センターや消費者センターにヤミ金被害を相談しても、結論は変わらず「弁護士や司法書士に相談してください」となるでしょう。
弁護士や司法書士に相談した場合
ヤミ金解決の実績が豊富な弁護士や司法書士であれば、次のような解決も期待できます。
最短即日で取り立てや嫌がらせをストップ
1円も返済ナシでヤミ金と縁を切る
解決後の復讐や嫌がらせも阻止
一部には、ヤミ金の被害から避難する「闇金シェルター」の利用に対応している弁護士・司法書士もいます。
また、ヤミ金解決に取り組む弁護士・司法書士は、ほとんどが警察当局と連携しています。
そのため、まず最短即日で“あなたの被害”を食い止め、それから警察と連携してヤミ金逮捕・摘発に動いてもらう…といったことも期待できます。
ヤミ金が無事に摘発されれば、犯罪被害金給付制度により、お金を取り戻せる可能性もあります。こうした制度に対応した弁護士・司法書士もいます。
ヤミ金解決は、弁護士・司法書士への相談が重要です。無料相談だけでも、ヤミ金と縁を切り、家族や生活を守る第一歩になります。
とくに「被災してヤミ金から借りてしまった」という場合、災害からの生活再建という、大変な状況にあります。この状況でさらに、闇金トラブルまで重なってしまったら、自分一人で抱えるのは危険と言うほかありません。精神的なストレスを考えても、すでに命の危険があると言っても良いでしょう。
こうした状況では、とにかく自分一人で行動しないこと、誰かに助けを求めることが大切です。
そのためにも、ヤミ金解決に強い弁護士・司法書士の無料相談を、ぜひご活用ください。