[PR]
この記事では、「消滅時効の援用」について解説します。
あまり耳慣れない制度かと思いますが、ここでは概要として、簡単な特徴とメリット・デメリットをまとめていきます。
債務の消滅時効とは
債務の消滅時効の援用とは、簡単に言えば、「借金などの返済を、時効で帳消しにする手続き」です。
たとえば金融業者からの借入の場合、最終取引日を“起算点(カウントがスタートする日)”とし、5年が経過すると消滅時効が成立します(商法第522条)。
ただしすべての借金の時効が5年という事ではありません。もう一例として、信用金庫からの借入に対する時効は10年となっています(民法167条)。
家賃、借金、地代 | 5年 |
病院の治療費 | 3年 |
運送料金 | 1年 |
また、債務の消滅時効は、待っていれば勝手に返済が無くなるわけではありません。「時効援用(消滅時効の援用)」という手続きを行うことで、はじめて返済義務が消滅します。
内容証明郵便など証拠が残る形で、正式に消滅時効を主張する必要があります。
何年で時効になるかは、今後の法改正によってさらに変わる場合もあります。
上記の説明は、2017年11月時点での現行法に基づくものです。
ですが、2017年5月26日の参議院本会議にて、債権関係規定(債権法)に関する改正民法が可決・成立しています。約120年ぶりの大改正です。これにより、時効の期間についても今後、制度が変わっていくと考えられます。
債務の消滅時効は、「返済せずに何年か待っていれば、自動的に返済義務が消える」という間違ったイメージを持たれることも多くなっています。
しかし実際には、「時効援用」という手続きを取る必要があります。これは決して、簡単なものではありません。
- 相手側から、時効成立の阻止のため裁判を起こされてしまう
- 相手がすでに対抗要件を備えており、時効援用ができない
- 知らないうちに債務承認をしてしまい、時効援用権を失ってしまう
…など、様々な難しさもあります。
失敗すると、裁判になってしまうなど、法的リスクもある手続きです。
そのため、自分一人で判断することは控え、かならず弁護士・司法書士に相談を行いましょう。
ウィズユー司法書士事務所[時効援用]
- この返済、もう時効?無料で調べてもらえます
- 「覚えていない」そんな場合でも大丈夫!
- 様々な借金、携帯電話代、家賃で時効援用が可能
時効援用や借金問題に強く、年間1,000件以上もの実績を持つウィズユー司法書士事務所。借金解決の専門家として、クローズアップ現代に出演したこともあります。
「むかしの借金やローンで、今頃になって取り立てが来た」という方は、ウィズユー司法書士事務所に無料相談してみましょう。
・代表司法書士:奥野正智(大阪司法書士会 第2667号 簡裁訴訟代理認定 第312416号)
電話も受付中⇒ 0120-835-011
アルスタ司法書士事務所[時効援用]
- 今すぐの悩みにも頼れる司法書士事務所
- 債権回収会社や法律事務所への時効援用も
- 時効援用できるか、無料相談だけでゼロ円で診断!
サラ金や銀行カードローンなどの借金だけではありません。
アルスタ司法書士事務所では、家賃滞納、医療費の未払い、携帯料金、債権回収会社、弁護士事務所からの督促…など、さまざな時効援用がおこなえます。
「この支払は、もう時効じゃないの?」と思うものがあれば、アルスタ司法書士事務所に無料で診断してもらいましょう。
・司法書士:大塚勇輝(大阪司法書士会 第3814号 簡裁訴訟代理認定 第1012023号)
・司法書士:野間知洋(大阪司法書士会 第4151号 簡裁訴訟代理認定 第1312048号)
電話も受付中⇒ 0120-371-002
時効援用のメリット
それでは、消滅時効の援用のメリットとデメリットを比較してみましょう。まずはメリットからまとめていきます。
借金やローンなどの返済義務が、大きなペナルティもなく消滅できる
まず最大のメリットは、時効となっている返済が、文字通り“消滅”することです。返済がなくなる手続きとしては、債務整理の自己破産もありますが、自己破産と違って時効援用は、大きなペナルティもなく返済義務をなくすことができます。
また、消滅時効になると連帯保証人の債務(保証債務)も同時に消滅するといった自己破産と異なる特徴があります。
かなりの確率で、信用情報から登録が抹消される
時効援用を行うと、その返済滞納・未払いなどについて、かなりの確率で信用情報から登録が抹消されるようです。つまり、時効援用の対象となった債務について、いわゆる「ブラックリスト」が解除されるという事になります。
“あの時の借金…”と気に病む必要がなくなる
借金に限らず、返済の滞納や未払いは、精神的な負担も大きなものです。取り立てを受けていなかったとしても、「あの時の返済、結局返していない…」と、何年たっても気がかりになってしまう事もあります。
そうした精神的な負担をきれいにできるのも、時効援用のメリットの一つと言えるでしょう。
時効援用のデメリット
続いて、時効援用のデメリットについてまとめていきます。
基本的に、消滅時効の援用によるデメリットは無い
時効援用を行うことによる直接的なデメリットは、基本的にありません。
ただし、長期間請求書が来ていないなど、相手方も忘れているような返済については、時効援用を行うことで「寝た子を起こす」ことにもなりかねません。
たとえば、A社とB社から借入があり、A社の借金について時効援用をしたら、B社から貸金返還請求訴訟(裁判)を起こされてしまった…というケースもあるようです。
こうした事態を防ぐためにも、時効援用に強い弁護士・司法書士に相談しながら行うほうが安心でしょう。
利用できる人が限られている
時効援用は、直接的には大きなデメリットもなく、メリットの大きい手続きと言えるでしょう。ですが一方で、「最終返済から5年がたっていること」等、利用できる人の条件に限りがあります。
ただし、時効援用ができない場合でも、「任意整理」「個人再生」といった債務整理により返済トラブルを解決できる可能性はあります。
消滅時効の援用をする際の注意点!
消滅時効は、債務の種類によりて時効の期間が3年、5年といった風に異なることや、代位弁済などにより時効の“起算点(カウント)”がずれている可能性があることに注意が必要です。
また、ご自身に心当たりがなくても、過去に“債務承認”となる言動を行っているかもしれません。
「今はお金がないので暫く待って下さい。」など電話でやり取りをするだけでも、それが借金の存在を認める“債務承認”とみなされ時効がリセット(中断)されているかもしれません。
ですから、「最終返済から5年以上経っている」からといって、ご自身の勝手な判断で消滅時効を主張するのは避けた方が良いでしょう。
自分で行った消滅時効の援用が成功すればよいですが、もしも「まだ時効が成立していなかった。」という事になれば、消滅時効の援用が失敗してしまうどころか、さらに時効期間が延びてしまったり、最悪の場合訴訟に発展してしまう恐れもあります。
消滅時効の援用は、法的に返済義務がなくなる大変魅力的な手続きです。
「昔の借金・返済について、忘れた頃に督促が来た。」という場合は、失敗を避けるためにも、自身で判断せず、まずは消滅時効に詳しい弁護士・司法書士にアドバイスをもらいましょう。
ウィズユー司法書士事務所[時効援用]
- この返済、もう時効?無料で調べてもらえます
- 「覚えていない」そんな場合でも大丈夫!
- 様々な借金、携帯電話代、家賃で時効援用が可能
時効援用や借金問題に強く、年間1,000件以上もの実績を持つウィズユー司法書士事務所。借金解決の専門家として、クローズアップ現代に出演したこともあります。
「むかしの借金やローンで、今頃になって取り立てが来た」という方は、ウィズユー司法書士事務所に無料相談してみましょう。
・代表司法書士:奥野正智(大阪司法書士会 第2667号 簡裁訴訟代理認定 第312416号)
電話も受付中⇒ 0120-835-011
アルスタ司法書士事務所[時効援用]
- 今すぐの悩みにも頼れる司法書士事務所
- 債権回収会社や法律事務所への時効援用も
- 時効援用できるか、無料相談だけでゼロ円で診断!
サラ金や銀行カードローンなどの借金だけではありません。
アルスタ司法書士事務所では、家賃滞納、医療費の未払い、携帯料金、債権回収会社、弁護士事務所からの督促…など、さまざな時効援用がおこなえます。
「この支払は、もう時効じゃないの?」と思うものがあれば、アルスタ司法書士事務所に無料で診断してもらいましょう。
・司法書士:大塚勇輝(大阪司法書士会 第3814号 簡裁訴訟代理認定 第1012023号)
・司法書士:野間知洋(大阪司法書士会 第4151号 簡裁訴訟代理認定 第1312048号)
電話も受付中⇒ 0120-371-002