アイフルを滞納すると裁判や差し押さえに!強制執行で家に来る?取り下げの方法は

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アイフルの借金返済を滞納すると差し押さえになるのか解説する記事のイメージ画像です

今回は、アイフルの返済を滞納しており、裁判や差し押さえが不安な方のために、解説をお届けしていきます。

「アイフルに返せない、裁判や差し押さえになるかも…」
「アイフルは本当に裁判に訴えてくる?」
「アイフルから差し押さえを受けたら、家族や職場にバレてしまう?」

…など、こうした不安をお持ちの方は、ぜひご覧ください。

執筆者:山口ゆかり
金融ライター/元・消費者金融相談員

アイフルといえば、誰もが知っている大手消費者金融ですね。そんなアイフルも、返済を滞納していると、裁判や差し押さえを受けてしまう場合もあります。どう対応すれば良いか、カンタンな知識を身に着けていきましょう。

山口ゆかり

この記事の目的

このは、アイフルの返済に困っており、「裁判に訴えられるかもしれない」など、法的措置の不安を抱えている人のために、正確な情報をお届けし、公的機関などの適切な相談窓口につなげることを目的としています。

なお、この記事で扱う「アイフル」は、以下の企業となります。

アイフル株式会社 会社概要
社名 アイフル株式会社
HP https://www.aiful.co.jp/
本社所在地 京都市下京区烏丸通五条上る高砂町381-1
事業内容 消費者金融事業、不動産担保金融事業、事業者金融事業
登録番号 近畿財務局長(12)第00218号

出典:アイフル 企業・IR情報 | 企業情報 (2020/03/24閲覧)

アイフルの滞納で裁判や差し押さえになるかも…すぐに相談を

最初に、「アイフルの返済を滞納して、裁判や差し押さえになるかもしれない」という時に、何をするべきか、結論からお伝えしていきます。

①アイフルの公式窓口への相談

まず重要なのは、アイフルの公式窓口への相談です。

すでに滞納している方は、督促状や、法的手続きの予告書など、郵便を受け取っていると思います。そこに書いてある連絡先に、すぐ相談しましょう。

また、アイフル公式の相談窓口として、次の電話番号もあります。

アイフルの相談窓口
各種お問い合わせ 0120-109-437(平日9:00~18:00)
備考 残高照会、融資余裕額の確認、振込融資、増枠の申込等以外のお問い合わせ

参考:お問い合わせ | 【アイフル公式サイト】

こうしたアイフルの窓口に、まず相談することが大切です。

きちんと相談して、返済の意思を見せていれば、アイフルもいきなり裁判に踏み切ることは無いでしょう。

②公的機関や、弁護士・司法書士への相談

「アイフルに直接相談するのは気が進まない」
「もうアイフルに相談しているけれど、なかなか滞納が解消できず、法的手続きの予告を受けてしまった」

…などの場合は、公的機関や、弁護士・司法書士の相談窓口も活用してみましょう。

弁護士や司法書士に相談、といっても、揉め事になるわけではありません。弁護士や司法書士は、「債務整理」という借金解決の手続を行えるためです。こうした方法で裁判にならずに減額和解できないか、相談することが大切です。

公的機関による借金相談窓口

法テラスや国民生活センター、各地の財務局など、公的機関でも借金相談を受け付けています。

借金解決を取り扱う弁護士・認定司法書士の無料相談窓口

弁護士や司法書士には、返済減額や免除の手続き(債務整理)を取り扱っている所もあります。こうした弁護士・司法書士が、無料相談を受け付けています。

 

 

とにかく「相談すること」が大切なんですね。でも、そんなに大騒ぎするほどの事なんでしょうか?アイフルだって本気で裁判を起こすわけじゃないでしょ?

そうやって甘く考えてしまうのは禁物です。では、なぜ相談が必要なのか、本当に裁判になるのか…など、詳しいポイントを解説していきましょう。

本当にアイフルは裁判を起こすの?

まずは、「アイフルは本当に裁判を起こすのか」について確認していきましょう。

裁判なんて、すごく大変だし、アイフルもどうせ訴えてこないんじゃないの?

ところが、そうとも言えないんです。アイフルに限った話ではありませんが、借金関係の裁判は、年間33万件も起こされているんですよ。[1]

アイフルの訴訟件数などは公開されていませんが、裁判所の取っている「司法統計」で、金銭関係の訴訟の件数が公開されています。[1]
それによると、平成30年度の実績で、およそ33万件の裁判が、借金など金銭関係のトラブルで提起されています。

裁判の結果、どんな判決が下されているのか、判例も見てみましょう。

アイフルの訴訟の実例ではありませんが、貸金業者による「貸金請求事件(借金を返して下さい、という裁判)」の判例を見てみましょう。

判 決
主 文
1 被告は,原告に対し,50万6654円及び内金49万8058円に対する平成15年1 2月31日から支払済みまで年26.28パーセントの割合による金員を支払え。

出典:平成16年(ハ)第15837号 貸金請求事件 (2020/03/21閲覧)

判 決
主 文
1 被告は,原告に対し,8万6425円及び内金7万9020円に対する平成 21年2月21日から支払済みまで年26.28パーセントの割合による金員 を支払え。

出典:平成21年(ハ)第60809号 貸金請求事件 (2020/03/21閲覧)

このように、被告(=訴えられた人)に対して、「お金を払いなさい」という判決が下されています。

アイフルの滞納も、放っておくと、こんな風に裁判になっちゃうんですね…。

アイフルは、「滞納したらすぐ裁判」という姿勢ではない

もっとも、アイフルも「滞納者にはすぐ裁判」という企業ではありません。
裁判になる前に、話し合いで解決できるよう、公式の相談窓口もあります。こうした所に相談して、返済意思をしっかり見せていれば、いきなり裁判所に訴えられることは基本的にありません。

いきなり訴えられてしまうのを防ぐためにも、アイフル公式窓口への相談が大切です。

裁判所からの通知を無視したり受け取り拒否できる?

本当に裁判になっちゃうのはわかったけど、訴えられても、裁判所の通知を無視しちゃえばいいんじゃないですか?それとか、受け取り拒否しちゃうとか…。

いいえ。裁判所からの通知は、絶対に無視してはいけません。それに、受け取り拒否もできないんですよ。

アイフルの滞納などで裁判所に訴えられると、裁判所から通知が届きます。

訴えられた手続きによって、通常訴訟の場合は「口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告書」、支払督促の場合は「支払督促、督促異議申立書」が届きます。

こうした書類は、ふつうの郵便ではなく、「特別送達」という特殊な郵便で送られてきます。(郵便法第49条)。

特別送達には、次のような特徴があります。

郵便局員が、本人に手渡しで届ける

「差置送達」「付郵便送達」「公示送達」など、無視したり受け取り拒否しても、法的措置が進んでしまう仕組みになっている(民事訴訟法106条第3項、同第107条、第110条、民法第98条ほか)。

受け取り拒否をしたり、無視をしたり、夜逃げをしても、法的手続きが進んでしまう仕組みになっています。すべて法律で定められているんですよ!

こうした「裁判所からの郵便を無視、受け取り拒否」については、次の記事でも詳しく解説していきます。

裁判に訴えられると、家族や会社にバレる恐れも

アイフルの借金は、家族にも内緒…ってこともありますよね?裁判に訴えられたら、やっぱりバレちゃうんでしょうか?

家族どころか、勤務先の会社にも知られてしまう恐れもありますよ。

裁判所からの郵便は、本人の住所のほか、勤務先に送ることもできます。(民事訴訟法103条2項)。
また、家族や勤務先の従業員など、本人以外の人に届けることも、可能となっています。(民事訴訟法106条)。

たとえば、本人が居留守を使ったり、逃げてしまって郵便を受け取らない…といった場合など、家族や勤務先に届けられる場合もあります。

これは法律の決まりですから、アイフルだけが特別というワケではありません。他の借金などの滞納でも、基本的に同じです。

どんな滞納でも、裁判に訴えられちゃったら、もう家族にも会社にもバレるかもしれない…ってことなんですね…。

はい。だからこそ、返済の悩みは、裁判に訴えられる前に解決することが大切です。

弁護士や司法書士を通して、「債務整理」という手続きを行えば、裁判など法的手続きにならずに減額和解できる可能性もあります。

裁判に訴えられる前に、こうした相談を行い、手続きや話し合いでの解決も検討してみましょう。

債務整理には、次のようなメリットがあります。

債務整理をするとどうなるのか説明の画像です。債務整理をすると、すべての取り立てを最短即日でストップ、返済を大きく減額・免除して生活再建、今後の利息を0%にカット、裁判や差し押さえも回避などのメリットが期待できます。

 

アイフルに裁判を取り下げてもらう方法は?

もしもアイフルに訴えられちゃったら、裁判を取り下げてもらう方法って無いんでしょうか?

難しい質問ですね…。裁判を取り下げるかどうかは、結局は訴えた側、つまり今回ならアイフル次第です。

裁判や支払督促など、裁判所への訴えを取り下げることができるのは、「訴えを起こした側」です。アイフルから訴えられてしまったなら、取り下げるかどうかも、最終的にはアイフル次第となります。

ただし、弁護士や認定司法書士を通して「債務整理」をはじめると、裁判などの法的手続きがストップされる可能性が高くなります。

弁護士や認定司法書士による「債務整理」

債務整理とは、返済を減額・免除する手続きのことです。

アイフルなど貸金業者の借金で困った時、返済を解決する手段として、国の機関(内閣府 多重債務対策本部)でも推奨されています。

(1) 基本的考え方
消費者が貸金業者等からの債務の返済に窮した場合の対応としては、まずは丁寧な事情の聴取と債務整理等も含めた解決方法の検討が必要である…

出典:多重債務問題改善プログラム 内閣府 多重債務者対策本部 (2020/04/01閲覧)

この債務整理は、弁護士や認定司法書士に相談して行う手続きとなります。債務整理をはじめれば、債権者も、裁判などの法的手続きはストップするのが通常です。

また、アイフルは貸金業者なので、債務整理をはじめれば、貸金業法にもとづき、督促もただちにストップされます(貸金業法 第二十一条の九)。

裁判所に訴えられる前に、債務整理をはじめるほうが良い

債務整理なら、アイフルからの裁判もストップできる可能性がある…と。つまり、訴えられたら債務整理をすればいいんですね?

いえ。裁判所から通知が来てからでは、遅すぎて間に合わない恐れがあります。

裁判などの取り下げは、必ずしもうまくいくとは限りません。期日までに時間があまり無いと、ベテランの弁護士や司法書士でも「もう手遅れ」と依頼を断るほかないケースもあります。

もっとも、「ギリギリで間に合った」という事例もあるので、最後まで諦めてはいけません。しかし、相談を後回しにすればするほど、裁判などの取り下げも難しくなってしまいます。

裁判を防ぐためには、「訴えられる前に、債務整理で解決をはかる」ことが大切です。

「アイフルに訴えられるかもしれない」と不安な方は、すぐに相談を行いましょう!

 

裁判や支払督促など、法的手続きを受けるとどうなる?

アイフルに裁判所に訴えられたら、その後どうなっちゃうんでしょうか?

きちんと対応しなければ、差し押さえを受けてしまうでしょう。

アイフルなど借金滞納で訴えられると、裁判や支払督促といった法的手続きを経て、差し押さえ(強制執行)を受けてしまう可能性があります。[2]

きちんと対応すれば、裁判を通して和解案がまとまる場合もあります。しかし、そうした結果を求める場合も、弁護士をしっかりつけて対応することがまず大切です。

裁判所からの通知を無視していると、ほぼ確実に差し押さえになってしまいますよ!

アイフルの滞納で差し押さられたら、その後どうなる?

差し押さえって、怖い人が家に来て、家の中のものを全部持っていかれて、さらに家から追い出されてホームレスになっちゃう…ってイメージなんですけど、本当にそんなことになるんでしょうか?

ちょっと誤解もあるみたいですね。差し押さえといっても、生活に必要な最低限の財産は保証されています。

なまえ

じゃあ、ホームレスになったりしないんですね!それなら安心かな。

安心とは言い切れませんよ。持ち家がある場合、競売に掛けられてしまうので、住まいの問題が生じるかもしれません。

ほかにも、差し押さえを受けると、暮らしに様々な影響が生じてしまいます。

差し押さえで、アイフルの人が家に来る?

まず、差し押さえを受けると、アイフルのスタッフが家に来るのか解説しましょう。

答えは、「アイフルの人は来ないが、裁判所の執行官が来る」ことになります。

アイフルのスタッフが家に来ることはありませんが、裁判所の執行官が、財産調査や動産執行(家財道具などの差し押さえ)で、家に訪問してくるでしょう。

財産がない人も「給料の差し押さえ」

給与の差し押さえについても、簡単に解説します。

「差し押さえられるような家や土地も、財産もない」という人でも、職場から受け取るお給料が、差し押さえの対象になってしまいます[3]。これは、正社員や公務員だけでなく、パートやアルバイトでも同様です。

勤務先の情報は、審査申し込み時の在籍確認(在確)で把握されています。そのため、給与差し押さえは比較的スムーズに行われてしまうでしょう。

また、給与差し押さえは、勤務先の会社に対して行われます。会社に対して、裁判所から差し押さえ命令が届くことになります。

差し押さえを防ぐためには、裁判所に訴えられる前に「債務整理」が必要

差し押さえは絶対に受けたくないです…。どうすればいいですか?

差し押さえを防ぐためにも、まず裁判を起こされないことが大切です。そのためにも、債務整理の検討も含めて、しっかりと相談することが大切です。

アイフルの借金は、無担保・無保証のローンです。そのため、裁判や支払督促といった手続きを経ずに、いきなり差し押さえになることは通常ありません。

アイフルの借金の場合、裁判や支払督促といった法的手続きになる前に解決すれば、差し押さえも防げます。

そのためにも、アイフル公式への相談や、公的機関・弁護士や司法書士などに、早めに相談を行いましょう。

弁護士や司法書士に相談して、債務整理をスタートすれば、裁判や差し押さえも防げる可能性が高くなりますよ!

まとめ:アイフルの滞納で裁判や差し押さえを防ぐために

それでは最後に、この記事のポイントをまとめて、おさらいしてみましょう。

アイフルは、返済を滞納していると本当に裁判になってしまう
アイフルに限らず、どんな借金やローン、クレジットカードなどでも同様です。返済を滞納して、督促を無視していると、裁判に訴えられてしまいます。

裁判所からの通知は、無視も受け取り拒否できない。また、家族や職場にもバレてしまう恐れがある
アイフルに訴えられると、その通知は裁判所から届きます。これは無視や受け取り拒否をしても、法的手続きが進んでしまいます。

また、こうした通知の送達によって、家族や職場にバレてしまう可能性もあります。

差し押さえを受けると、裁判所の人が家に来る。また、勤務先にも給与差し押さえの通知が送られる
アイフルのスタッフが家に来るわけではありませんが、裁判所の執行官による訪問はあるでしょう。また、給与差し押さえを受け、職場に通達が送られることもあります。

裁判や差し押さえを防ぐためには、まず相談することが大切

裁判や差し押さえを防ぐためには、まず相談することが大切です。アイフル公式窓口や、公的機関の借金相談、債務整理を扱う弁護士・司法書士などに相談してみましょう。

返済が難しくても、アイフルにきちんと相談して返済の意思を見せていれば、いきなり訴えられることは通常ありません。

また、

「アイフルに直接相談するのは少し気マズイ」
「もう相談しているけれど、なかなか滞納が解消できない」
「債務整理で返済を減額したい」

…といった場合など、弁護士や認定司法書士も頼れる相談先です。

弁護士や認定司法書士は、アイフルなど借金返済を減額・免除できる、「債務整理」を行えます。また、取り立てを最短即日でストップしたり、裁判などの回避も期待できます。

こうした弁護士・司法書士への無料相談だけでも、まずは行ってみましょう。

 

アイフルだけではない!他社の返済でも同じです

今回は「アイフルの借金滞納で…」というテーマでお届けしましたが、こうした法的手続きによる回収は、どの金融会社やカード会社でも普通に行うものです。
アイフルだけが特別…というわけではありません。

なまえ

たとえば、アイフル以外にも返済に困っている場合、そちらからも訴えられてしまう恐れもあります。

一方で、「債務整理をはじめると、裁判などの法的手続きを防げる可能性がある」といった点も、アイフルだけでなく、他社も同様となります。

債務整理なら、すべての督促をストップしたり、複数の返済をまとめて減額・免除したり…と、一気に解決をはかることもできます。

大切なのは、「一人で抱え込まないこと」

もっとも大切なのは、「一人で抱え込まないこと」です。借金返済のトラブルは、自分の努力だけで解決できるとは限りません。だからこそ、信頼できる窓口に相談して、アドバイスをもらうことが大切です。

そもそも、自力で何とかなるなら、こんなに悩んだりしてませんよね…。

そうなんです。でも、「まだ大丈夫、なんとかなる」と思い込んで、手遅れになってしまう人も、残念ながら大勢います。

自分がまだ大丈夫なのか、それとも裁判や差し押さえの危機が迫っているのか…。そうした判断は、自分一人ではなかなか難しいものです。

また、「債務整理をするべきか、それとも自力で解決できるか」といった点も、自分では見えにくいポイントです。

ですので、こうしたアドバイスを受けるためにも、無料相談だけでも活用してみましょう。

相談するのは気マズイ部分もあるかと思いますが、相談対応のスタッフもプロなので、そうした点もしっかり理解してくれています。安心して、返済相談の窓口に連絡してみて下さいね。

 

脚注、参考資料

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山口ゆかり

山口ゆかり

金融ライター/元・消費者金融相談員

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金融ライターの山口ゆかりです。
わたしは元々、ある消費者金融でお客様相談の仕事をしていました。
返せない借金を抱えて、ほんとうに困っている…。そんな人たちの声を聞いて、「このままではいけない」と思い、金融ライターになりました。

「借金が返せない」と悩んでいるのは、あなた一人ではありません。そして、「返しきれない」と思えた借金を、債務整理でキレイに解消できた人たちも、大勢います。みんな秘密がしっかり守られているので、知られていないだけなんです。

債務整理をはじめれば、秘密をまもって、借金やローンをキレイに解消できます。どんなに小さな不安や悩みでも、遠慮せずに、借金解決の相談をしてみてくださいね。

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